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2007年7月19日 (木)

東電ばかりに押しつけるか、政府の責任はなぜ問われない

新潟の地震被害は痛ましいものがある。私も阪神大震災で実家は大丈夫かと飛んでいき交通網の分断と崩れ去った街に唖然とした。

ただ、その中で驚いたのが、ガソリンスタンドがほとんど被害を受けていなかったことだ。これは、国の安全規制が幸いしたのだと思った。何せ、高速道路が崩れ落ちた目の前のスタンドが綺麗なものだったのだからそれだけの強度を持って造られたのだろう。

今回は原発が黒煙を上げて報道も東電を避難する論調しきりだ。確かに安全対策不足といわれれば一ト言もないだろう。

しかし、原発は国の規制がもっとも厳しいものの一つだ。なのに東電の管理や安全対策を非難するニュースは流れるが、監督官庁の管理の甘さを非難する声は流れない。

安全対策の水準は国が認可し、県も市町村も合意したものだったはず。ところが、首相も自分の配下の役所の基準設定の甘さは棚に上げて東電は何をやっているのだという。市長も抜本対策が出なければ発電は再開させないという。自分の前任以前の問題だから責任はないというのか。国として、市町村としての責任を認めた上で今後の対応を見直すというのが首長のとる態度ではないか。

同日の宮崎県の裏金問題でのそのまんま東知事の対応の方がよほどまともではないのかと言いたくなる。

阿部首相は実行できることを言うのが責任ある政府という。馬鹿を言うなと冷やかしたくなる。環境対策で二酸化炭素排出量を中期的に半減させるなど何の根拠も無しに国際的に発言して手柄顔をするのは責任ある政府なのだろうか。こんな政府、首相に評論家も、マスコミも何も言わない。本当にこのままでよいと国民は思っていると馬鹿にされているのだろうか。

といっても東電に問題はないとは言わない。放射性廃液のドラム缶が大量に転がった。廃液が流れ出したのもあった。その保管場所の映像を見た方も多いだろう。あの映像をどう思われただろう。ドラム缶が縦に積み重ねられている。危険産廃は転がらないように積み重ねない。さらにチェーンがけするという位は少し心得がある人ならやらせる。それこそ安全管理の意識の低さを示す映像だった。ここにも監督官庁の立ち入りはあったはず。指摘はしなかったのだろうか。コンクリートのはこの中だからいいと思ったのだろうか。ならコンクリートには防水塗料は十分塗らせていたのだろうか。映像からは怪しい。ここでも、東電だけでなく監督側の審査能力の見直しを規制強化の前にやるという論議が必要なのじゃないだろうか。

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